REITと不動産の直接投資比較
REITは不動産へ投資する「不動産の投資信託」です。
利回りがよく、換金性に優れ、小額でも買えるのが特徴です。
そこで、REITと不動産の直接投資を比較してみたいと思います。
比較項目 | REIT | 不動産の直接投資 |
---|---|---|
対象 | マンション・事務所・モールなど | マンションなど |
必要な資金 | 十万〜数十万 | 数千万円〜数億円 |
分散投資 | 分散投資が容易 (REITの分散もできる) |
分散投資には多額の費用が必要 |
換金性 | 高い | 低いものもある (換金に手間がかかる) |
物件の管理 | しない | 自分でするか管理会社に委託 |
物件の選定 | できない | できる |
家賃収入 | なし (家賃収入を配当として分配する) |
賃貸物件として貸し出せばある |
売却益 | なし (売却益を配当として分配する) |
あり |
分配金 | あり | なし |
古漬け投資 | できる | できる |
法人税 (法人の場合) |
収益の80%以上分配すれば 法人税がかからない |
通常の法人税がかかる |
固定資産税 | かからない | かかる (借主がいれば賃貸料に上乗せ出来る) |
管理維持費 | なし | あり (借主がいれば賃貸料に上乗せ出来る) |
評価益の有無 | あり | あり |
評価損の有無 | あり | あり |
こうして比較しますと、REITの方がコストと手間がかかっていないことが分かります。
ただし、物件の選定ができませんので、その点だけは要注意かもしれません。
そのため、REITに投資するのであれば、物件選びや物件購入や維持管理などに時間をかける代わりに、REITの選定には時間を掛けた方がよいと思われます。
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