外債型投信価格の基本的知識
外債型投信の特徴
外債型投信は、円安になると儲かる
外債型投信は、債券価格が上昇すると儲かる
債券価格に影響を与えるもの
景気の上昇
→ 外国&国内の国債の利回りの上昇&債券価格の下落
景気の下落
→ 外国&国内の国債の利回りの下落&債券価格の上昇
景気 | 債券(外国&国内の国債)の利回り | 債券価格 |
---|---|---|
上昇 ↑ | 上昇 ↑ | 下落 ↓ |
下落 ↓ | 下落 ↓ | 上昇 ↑ |
外債の利回りと為替の動き
円の国債の利回り < 外債利回り = 円キャリー&外債(株)買いが発生しやすい
円の国債の利回り = 外債利回り = 円キャリー&外債(株)買いが発生しにくい
円の国債の利回りと外債の利回り | 為替の動き | 状態 |
---|---|---|
円の国債の利回り < 外債の利回り | 円安 (円キャリー積み増し) |
外債(株)買いが発生しやすい |
円の国債の利回り = 外債の利回り | 円高 (円キャリー解消) |
外債(株)買いが発生しにくい |
現在は(2007年5月現在)、
「円の国債の利回り<外債利回り」
・・・ですから、円は売られやすくなりますので、外債投信価格は上昇しやすくなります。
でも、ユーロでは特に「景気の上昇→外国&国内の国債の利回りの上昇&債券価格の下落」ですから、外債価格自体は下落し、外債の利回りは高くなります。
これらの二つの事を踏まえて再度考え直してみると、上手く逝けば「トントンよりちょい儲け」程度の利益は出せるのではないかと思ったわけです。
でも、これがMMFの場合、
「景気の悪化」=「利回りの低下」になりますし、
「景気の悪化」=「日本の国債金利が外債の国債金利に近づく」ので、
「景気の悪化」=円キャリー崩壊で「円高」に振れますので、
長期的に見ればリスクが高くなるのではないかと思います。
(「外債価格の上昇」という、一番大切な恩恵を受けることが出来ない!)
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