物価連動国債について

物価連動国債とは、物価の上下動に合わせて元金や利払い額が上下動する国債です。
物の値段があがるインフレ時には、通常の国債よりも元金や利払い額が増えます。
元金や利払い額を上下動させる目安としては、「全国消費者物価指数」が使われます。


指数の上昇
→ 元金+利払い額が増える

指数の下落
→ 元金+利払い額が減少する


物価連動国債は、預貯金ではないですので元金が保証されていません。
また、デフレになって「全国消費者物価指数」が下落すると、元本割れを起こしてしまう可能性がありますので、投資には注意が必要です。
利払いは半年に一度です。

元金 利払い額 満期の償還額
物価の上昇
物価の下落

全国消費者物価指数とは

全国消費者物価指数とは、普段、日常生活の中で買う商品やサービスの値段の動きを分かりやすいように指数化したものです。
(全国消費者物価指数には、生鮮食料品は含みません)
年金の支給額などの「物価スライド」の目安としても利用されている大切な指標です。


インフレについて

物の値段は日々変わります。
同じ商品でも購入できる金額はインフレの状態によって変わってきます。

インフレで物の値段が上がってしまいますと、買えるはずだったものが買えなくなってしまう場合も出てきてしまいます。
預貯金を大量に貯えていたとしても、インフレでお金の価値が下がってしまうと、買えなくなってしまうこともあります。


物価が上昇する要因(インフレになる要因)

  • 消費が拡大した場合
  • 生産力が低下した場合
  • 原料価格が上昇した場合
  • 賃金が上昇した場合

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