【為替差損という名の爆弾】 外債か国債か

各国の債券で上手に運用しようとするときに一番ひっかかるのが、利回りと為替差損です。

利回りは高ければ高いほど良いですし、債券が紙くずになるリスクは、S&P社とかの公表している格付けを見て判断すれば良いわけですので、そういった点ではあまり困らないんですが、一番困るのが為替差損です。

為替相場の行方なんて、プロでそればっかり考えている人々だって読みを外してしまうことがあるものですから、素人の私なんかがやったって、外れるに決まっているわけです。

そもそも、株や金などは価格変動のあるリスク資産ですし、そちら系の資産ばかりが増えるのも問題ですので、できれば、リスク資産でない運用をしたいなぁと思っていますので、リスクがない投資ということを考えますと、外債は一見不適当なものであるようjに思うわけです。

そこで、考えたのが、外債の利回りと為替差損の大きさです。
例えば、外債の利回りが30年で300%だったら、為替が2分の1になっても大丈夫です。
(100%の利回りが出ます)

でも、2年で12%の利回りだと、為替が3分の2か2分の1に円高に振れてしまえば大損になってしまいます。
(実際に、為替って動く時には思いっきり大きく動くものですから・・・)
ですので、残存期間ができるだけ長く、利回りが高い債券を選ぶことが、大切であると思うわけです。

ちなみに、年率1%の利回りの定期預金or国債で30年間運用すると、利回りはたったの30%です。
これではアホらしくてやってられません。

ですので、もし為替と外債の利回りにおいて、かなり安全だと思われる場合に限っては、外債の投資もありえるのではないかと思います。

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