利率と利回りの違い

利率と利回りは、名前は似ていますが別のものです。
債券投資ではよく見かける言葉なので、覚えておいても損はないかと思います。


利率とは

額面金額に対して、一年間に受け取ることの出来る利息の割合。
通常、債券は発行された時から利率は変わりません。

利回りとは

売却価格と買い付け金額の差と、利息を合わせて計算した利益率。
既発債は時価で購入できますので、利子収入だけではなく利ざや稼ぎの分も合わせて計算したのが利回りです。


[ { 年利+ 【(売却価格−買付け価格) ÷ 運用年数】 } ÷ 買付け価格 ] × 100
※ 売却価格(若しくは額面価格)/ 買付け価格(若しくは発行価格)


以下のようなケースの場合、下のような計算になります。
(計算が間違っていたらごめんなさい)


年間の利回り計算例 - 既発債の購入&途中換金 -

  • 年間の利子 5%
  • 売却価格  100円
  • 買付け価格 90円
  • 運用年数  10年

[ { 5+ 【(100−90)÷10】 } ÷90 ]× 100
= [ { 5+【10÷10】 } ÷90 ] ×100
= [ { 5+1} ÷90 ]×100
= [6÷90]×100
= 0.66(四捨五入切捨て)×100
= 6.6

年間の利回りは「6.6%」になります。

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