為替に影響するもの
為替に影響するものは、時代によって様々です。
ですので、現在はどのようなネタに反応して動きやすいのかを判断しながら、慎重に取り引きした方が外貨預金で怪我をしにくくなるかと思います。
株の動きと為替の動き
株で大きな損失を出すと、リスクを減らしやすくするために安全資産に資金が回りやすくなりますので、、ヨーロッパ諸国や米国などの債券に資金が回りやすくなります。
そのために、米国債やヨーロッパ諸国などの利回りが低下して、円キャリートレードが崩壊しやすくなります。
(円高傾向になる)
株で損失
↓
損失を回避
↓
安全資産に資金を回す
↓
債券(ヨーロッパ諸国や米国)が買われる
↓
債券の利回りが低下する
↓
円キャリートレードが崩壊する
↓
円高傾向になる
米国の住宅市場が軟化する @
米国の住宅市場が軟化すると、利下げ懸念が台頭して円高になりやすくなります。
そのため、外貨を弄っている方は住宅市場の動向にも注意が必要です。
サブプライムローン(高金利で信用力の弱い個人向けの住宅ローン)の崩壊
(金利が高くなると崩壊のリスクが高まる)
↓
米国の利下げ懸念が台頭
↓
円キャリートレードが崩壊
↓
円高傾向になる
米国の住宅市場が軟化する A
アメリカは、住宅市場の好調を起爆剤に景気回復してきました。
その住宅市場が軟化すると、景気が冷え込む懸念(利下げ懸念)が台頭してきます。
景気悪化する
↓
金利が下がる
↓
住宅が買いやすくなる
↓
不動産の値上がり益で借金&豪遊ができる
↓
景気回復する
↓
金利引き上げ
↓
住宅市場が軟調になる
↓
景気が悪化する
その他の要因
昔は、有事になるとドルが買われていましたが、近年(2007年現在)は、スイスフランやユーロなどが買われる傾向が強いようです。
通貨が景気に与える影響
通貨が景気に与える影響には、一般的には以下のようなものがあります。
(通貨が低いままの中国の元や、ユーロ圏のような特殊な通貨は除く)
通貨高になる
↓
企業の国際競争力が低下する
海外からの安い輸入品の流入
↓
インフレが抑えられる
企業業績が悪化する
労働者の賃金が頭打ちになる
↓
金利と通貨が下がる
↓
債券などの安全な投資からリスクのある株式投資などへ資金が流れやすくなる
企業がお金を借りて設備投資を行いやすくなる
↓
景気が回復しやすくなる
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